<大相撲夏場所>◇中日◇19日◇東京・両国国技館
19日に行われた大相撲夏場所中日、前頭十四枚目の炎鵬(宮城野)と前頭十三枚目・千代丸(九重)は99キロと193キロ、体重差およそ100キロの対戦となった。
七日目を終えて5勝(2敗)と好調の新入幕・炎鵬は今場所、様々な技を繰り出して白星を重ね、小兵ながら大きな存在感で注目を集めている。一方、返り入幕となる千代丸は七日目を終えて3連勝からの4連敗と調子は今一つ。さらに場所前の巡業では「石浦や炎鵬などの小さな力士が苦手」と話し、小兵力士に対する苦手意識を明かしていた。
立ち合い諸手で突くと見せかけて左に変わり、中に入ろうと試みる炎鵬に対して、中に入れさせたくない千代丸は炎鵬を突き放す。両者、時計回りに動きながら1回転半した次の瞬間、千代丸の右脚をひょいっと抱え込んだ炎鵬は、193キロの巨体を土俵の外に追いやった。
3日目にも同じ足取りで前頭十三枚目の佐田の海(境川)を破っている炎鵬。小兵力士の真骨頂ともいえる取り口に館内はどっと沸き、5敗目を喫した千代丸は両手を腰に当て、しばし国技館の天井を仰いだ。
AbemaTVで解説を務めていた元小結・旭豊の立浪親方は「千代丸も思い切りドンと行きたいところだが、的が小さい分、行ったらかわされるというのが頭にある。それゆえに足も前に出ない」と千代丸の敗因について話す一方、6勝目を挙げた炎鵬については「これだけ技が決まると本人も面白いでしょうね。幕内の土俵に対する怖さはないんですかね? 今度、本人に聞いておきます」と新入幕での勝ち越しまであと2つと迫った炎鵬を称賛した。
なお20日に行われる九日目、炎鵬の相手は幕内復帰を目指す今場所ですでに炎鵬と同じ6勝を挙げている十両筆頭の豊ノ島(時津風)。どちらも人気力士だけに、二人の取組が行われる中入り後最初の一番から目が離せない。
(C)AbemaTV
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5月20日16時から生中継 「大相撲夏場所(幕内前半)9日目」
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