＜大相撲夏場所＞◇九日目◇20日◇東京・両国国技館
前頭六枚目の嘉風（尾車）が前頭十枚目・阿武咲（阿武松）に押し倒しで敗れて7敗目を喫した。
阿武咲が二度突っ掛けて迎えた三度目の立ち合い。頭から当たった阿武咲の激しい突っ張りに防戦一方の嘉風は、右からいなされると身体が大きく前に流れてしまう。しかし何とか左腕を伸ばして阿武咲の右上手に手を掛けると、身体を回転させながら上手投げを放った。
堪らず先に土俵を割った阿武咲は両手をつき嘉風の勝ちと思われたが、身体を回転させた時点で嘉風が左ひざを軸に回っており、軍配は押し倒しで阿武咲に上がった。
AbemaTVで解説を務めていた元前頭・玉飛鳥の熊ケ谷親方は「嘉風の立ち合いは良かったが、阿武咲は休まずに攻めた。嘉風は上手を取りに行ったところで、足が流れてしまいました」と話した。
また熊ケ谷親方は、惜しくも敗れた嘉風について「毎日毎日、毎場所毎場所が本当に一生懸命。37歳まで幕内で活躍できるというのは凄い事。1日でも長く活躍する姿を見たいですね」と続けた。
なお、あと一歩で白星を逃した嘉風に対して視聴者からは「ひざ大丈夫か？」「ひざでクルクル」といったコメントが寄せられていた。
(C)AbemaTV
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