<大相撲夏場所>◇十二日目◇23日◇東京・両国国技館
 十両の優勝戦線を10勝1敗でひた走る十両二枚目の貴源治(千賀ノ浦)が、対戦成績7戦全敗の前頭十四枚目・徳勝龍(木瀬)を寄り切って11勝目を挙げた。
 立ち合い鋭い突き上げ、さらにのど輪と攻め続けた貴源治は両差しで万全の態勢になると、落ち着いて徳勝龍を寄り切った。
 AbemaTVで解説を務めていた元関脇・朝赤龍の錦島親方は「立ち合い、下から突き上げて踏み込みも良かった。思い切って自分の相撲を取り切りました。調子もいいし、自分の思いどおりに身体が動いていると思います」と話した。