<大相撲夏場所>◇十二日目◇23日◇東京・両国国技館
 新入幕での勝ち越しを目指すも2度の足踏みとなっている前頭十四枚目の炎鵬(宮城野)が、前頭十枚目・阿武咲(阿武松)に寄り倒され勝ち越し王手からの3連敗を喫した。
 諸手で立つと見せかけて潜り込んだ炎鵬をがっちり組み止めた阿武咲は、頭をつけて一気に前へ出た。土俵際粘った炎鵬だったが、自身より61キロも重い阿武咲の身体が覆いかぶさると、両力士の体重を支える炎鵬のヒザが曲がってヒヤリとする場面も見られた。