大相撲十三日目、前頭四枚目の阿炎(錣山)が小結・碧山(春日野)に押し出しで敗れると、AbemaTVで解説を務めていた元関脇・寺尾の錣山親方が、強い口調で愛弟子への怒りを露わにする場面があった。
冒頭、阿炎が土俵に上がると実況を務めた舩山陽司アナウンサーから「阿炎、勝ち越しました」と話しを振られた錣山親方は「あ、そうなんですか」と、とぼけた後に「冗談です」と笑顔で和やかに応じた。しかし、取組を前に「頭を下げずに自分の相撲を取ること」と阿炎のさらなる飛躍に向けて注文を出したのもつかの間、直後の取組の内容を見るなり錣山親方の和やかな雰囲気は一変した。
いつもどおり諸手で立つも、碧山に対して頭を下げてしまった阿炎。碧山はその瞬間を見逃さずに引くと、態勢が崩れて苦し紛れに引いた阿炎を一気に押し出して6勝目を挙げた。一方、押し出された阿炎は5敗目(8勝)を喫した。
「言った通りですね。攻めたら引かれるし、頭を下げても引かれるし……頭を下げ過ぎないことですよね。あとは土俵を丸く使わなければ」
そう切り出した錣山親方は徐々にヒートアップして「手が回らずに自分から先に引いた。と思ったら頭を下げて、さらに引いたところを突かれて。言ったまんまですね。こういう予想が当たるとものすごく腹が立つんですよ」と続けた。
舩山アナが「残念ながら親方の予言通りに」と応じると、錣山親方は「何千番、何万番と毎日稽古を見ていれば悪いクセなどはすべてわかる。ただ(阿炎は)悪いところだらけなので指摘はしやすいです」と弟子への可愛さも滲ませた。さらに舩山アナが「それだけノビシロも……」と再び投げ返すと「周りの方々がそう思ってくだされば嬉しいです」と錣山親方。
そんな弟子思いの単刀直入なやり取りに視聴者からは「親方は指導者としても優秀」「厳しく指導してやってください」など共感と感嘆の声が寄せられていた。
(C)AbemaTV
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