将棋の藤井聡太七段(16)が6月11日、第91期ヒューリック杯棋聖戦一次予選で、東和男八段(63)に108手で勝利した。藤井七段は休憩を挟んで午後2時から、3回戦で伊奈祐介六段(43)と対戦する。
通常の対局でも高勝率を誇る藤井七段だが、持ち時間の短い対局ではさらに強さを見せている。本局は持ち時間が1時間と短め。ベテラン東八段に対し、後手番ながら積極的な仕掛けで快勝した。二次予選進出には、伊奈六段との対局を含めて、あと2連勝が必要だ。
棋聖戦は、第90期の五番勝負が現在開催中で、豊島将之棋聖(名人、王位、29)に渡辺明二冠(35)が挑戦している。また、藤井七段の記録更新が注目される、最年少タイトル挑戦・獲得記録はこの棋聖戦で、いずれも屋敷伸之九段(47)が17歳10カ月挑戦、18歳6カ月で獲得という記録を保持している。
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