将棋の順位戦C級1組2回戦が7月2日に始まり、藤井聡太七段(16)と堀口一史座七段(44)の対局が、午前10時から始まった。両者は今回が初手合い。
 昨期、あと一歩でB級2組昇級を逃した藤井七段は、6月18日に行われた1回戦で、村田顕弘六段に快勝。順調なスタートを切った。今期の同組は36人が参加し、全棋士が10局を戦う。昇級には全勝か、それに匹敵する成績が求められる厳しい戦いだ。
 数々の最年少記録を達成してきた藤井七段だが、今月19日で17歳を迎える。最年少名人記録に挑戦するためには、今期を含めて3期連続昇級、A級まで駆け上がり、かつA級1期目で名人挑戦に漕ぎ着ける必要がある。従来の記録は、谷川浩司九段(57)の21歳2カ月。