金髪・銀髪といった独特のヘアースタイルにホストのような名前。個性的なキャラクターが際立つプロ雀士・白鳥翔は、昨年10月から開幕したプロ麻雀リーグ「Mリーグ」で、渋谷ABEMASの一員として戦っている。ヘアースタイルだけでなく、突拍子もないコメントからも、かなり際立つ存在だが、その裏には他のプロ雀士にも知られない「パニック症」と戦い続ける日々があった。
1986年、東京出身。中学から大学まで名門・慶応に進み、慶應義塾大学在学中にプロ雀士に。それだけでも頭脳明晰であることはよくわかる。昨年行われたMリーグのドラフト会議でも2000人以上いると言われるプロ雀士から、21人の初代Mリーガーに選ばれた。ただ、今回密着したニュース番組「熱闘!Mリーグ」のスタッフが自宅の部屋を訪れると、32歳の男性が暮らす部屋には見慣れない「おむつ」があった。「僕のです。高校生の時にパニック障害っていう病気になったんですよ。緊張すると、トイレに行きたくなったりしやすいんです」。