将棋の藤井聡太七段(16)が7月5日、竜王戦決勝トーナメントで久保利明九段(43)と対局中だ。午後6時から40分間の夕食休憩を終えて、対局は夜戦に突入した。
藤井七段は今期、ランキング戦4組を優勝し、デビュー以来3期連続で本戦出場。2回戦から登場すると、近藤誠也六段(22)を下して初めて3回戦に進出した。対戦相手の久保九段はタイトル7期を誇る実力者で、過去の対戦成績は0勝1敗だ。
前日までの通算成績が129勝22敗、勝率.854と圧倒的な藤井七段だが、今年度も高勝率のキープ。ここまで13勝2敗、勝率.867で、勝利数では全棋士トップの成績だ。対局は先手の久保九段が中飛車を採用。藤井七段は居飛車で対抗している。この対局の勝者は、次局で序列1位に君臨する豊島将之名人(王位、棋聖、29)と戦うことになる。