七夕の短冊に「V43」全勝優勝、全休、その次は…横綱・白鵬の敵「痛み」「違和感」
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 平成の大横綱が2場所ぶりに土俵に帰ってくる。平成最後の本場所となった3月の春場所で全勝優勝を果たした横綱・白鵬(宮城野)だが、千秋楽の一番で右上腕を負傷。令和初となった5月の夏場所は全休を強いられた。7月7日からドルフィンズアリーナで始まる名古屋場所には「15日間取りたい」と、出場を決めた。全勝優勝、全休、そして今場所。43度目の優勝を目指す白鵬の敵は、自分の脳に刻まれた「痛み」と「違和感」だ。

 春場所の千秋楽。全勝優勝を決めた一番で、横綱が苦痛に顔をゆがめたシーンでは、多くの相撲ファンが肝を冷やした。力士にとって生命線の上腕。けがが長引く、さらには筋力が落ちることは、力士生命を縮めることに直結すると知っているからだ。幸いにも、夏場所を全休したこともあってか経過も良好。暑い季節も手伝って、体づくりも順調に進んだ。場所中、会場に飾る七夕の短冊にも「V43」と書くほど、状況は上向きだ。

 これまでも、けがと付き合い、史上最多の42回の優勝を築いてきたが、それでも不安はつきまとう。「関取衆との稽古もすんなりできている。けがも違和感なく、痛みもほとんどない」と言うが、「脳が痛みと違和感を覚えている」とも話した。自覚症状としては、問題はない。ところが脳が勝手に動きを制御し、拒否をする。「脳が悪いものを覚えてしまっているから、それを忘れていくのが稽古場でのリハビリ、トレーニング」だと説明した。いわゆる故障明けの力士が相撲勘を取り戻すというのは、こういう作業のことを言うのかもしれない。

 昨年、名古屋場所では途中休場を強いられた。逆に今年は全休明け。「15日間取りたい」という目標を不安なくクリアできれば、43度目の賜杯は自然とついてくる。

(C)AbemaTV

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