<大相撲名古屋場所>◇三日目◇9日◇ドルフィンズアリーナ
前頭十四枚目の炎鵬(宮城野)が、前頭十六枚目・琴勇輝(佐渡ケ嶽)を押し出して初日からの三連勝を飾った。
立ち合い鋭く踏み込んだ99キロの炎鵬は、琴勇輝の懐に潜り込むと180キロの巨体を押し込んでいく。突き放そうとした琴勇輝の腕を手繰った炎鵬は、土俵際で巧みに体を入れ替えると、危なげなく押し出して3勝目を挙げた。
AbemaTVで解説を務めていた元前頭の大岩戸は「炎鵬は真っ向勝負。一方の琴勇輝は迷ったことで押し込まれた。自分より小さい相手に押し込まれると、自信まで失ってしまう」と話し、真っ向勝負で3勝目を手にした炎鵬を称賛する一方、敗れた琴勇輝の心境を慮っていた。