<大相撲名古屋場所>◇五日目◇11日◇ドルフィンズアリーナ
 前頭十四枚目の炎鵬(宮城野)が前頭十二枚目・栃煌山(春日野)を寄り切って4勝目を挙げた。
 立ち合い様子を見合うように慎重に立った両者。中に入りたい炎鵬と捕まえたい栃煌山の駆け引きが土俵狭しと続いたが、一瞬のスキを突いて栃煌山の懐に潜り込んだ炎鵬は、右の前まわしをとって素早く寄り切った。
 AbemaTVで解説を務めていた元小結の旭道山は「栃煌山は(入れさせないように)押っつけたり絞ったり、叩いてきたりもしたが、中に入ってしまえば炎鵬の世界。栃煌山が左を差したいところをしっかり絞って寄り切りました。小兵でもしっかり攻めている」と話した。