<大相撲名古屋場所>◇六日目◇12日◇ドルフィンズアリーナ
横綱・白鵬(宮城野)が、前頭二枚目・碧山(春日野)をはたき込みで下し、初日から無傷の6連勝を飾った。
この日の一番では、相撲が始まる前に珍しいシーンがあった。行司から「待ったなし」の声がかかり、軍配がかえったが、そこから「手をついて」「待ったなし」と何度も声をかけられるものの、手を膝に当てて中腰の碧山に対して、白鵬はなかなか腰を割らないまま時間が経過。館内もざわつき始める中、両者が立ち合い、体がぶつかるまで1分23秒を要した。普段はまわしを狙いに来る碧山が終始突っ張るところを、白鵬はのど輪や張り手も入れながら応戦。最後は、碧山の体重が前がかりになったところをはたき込んだ。