「RTDトーナメント2019」クオーターファイナルB(準々決勝)が7月21日に放送され、金太賢(協会)が1回戦でトップを取るも、2回戦ではラスを引き、セミファイナル(準決勝)進出を逃した。
 「めちゃくちゃ悔しいの一言です」と切り出した金。「初戦のリードがありながら負けるというのは、いろんな負け方がある中でも悔しい」と忸怩たる思いを吐露した。
 そして「1個だけ心に引っかかっている局がある」と2回戦の南3局を挙げた。そのシーンは、親番・朝倉から5巡目にリーチを受けながらも15巡目に5筒を切れれば、朝倉の河にあった5・8万待ちで平和のテンパイが入った場面だった。「親に放銃したら、その局で僕は終了になる。打たなければ僕の方が卓内1位になれる」とドラも赤牌も見えていない状況下、朝倉のリーチはどんなに安く見積もっても3翻以上、7700点以上はあると判断。5筒切りを保留し、一旦テンパイを崩した。朝倉の待ち牌は2筒とドラ2万のシャンポン待ち。5筒切りを保留した次々巡に朝倉から5万が切られただけに「それが心残りですね」と悔いた。