将棋の竜王戦決勝トーナメントが7月23日に行われ、豊島将之名人(29)と藤井聡太七段(17)が、午前10時から対局中だ。棋界序列1位と、圧倒的な高勝率を誇る高校生棋士が、公式戦2度目の対局で、多くの注目が集まっている。
豊島名人は、棋聖位を渡辺明三冠(35)に奪われたもの、現在は名人・王位の二冠。王座戦でも挑戦者決定戦に進出している。今年度は11勝3敗で、渡辺三冠以外の棋士には無敗を守っている。一方の藤井七段は、今年度も15勝2敗、勝率0.882の快進撃。竜王戦では日本中を沸かせた29連勝、ランキング戦3期連続優勝・本戦出場など、特に相性のいい棋戦だ。今月19日に誕生日を迎えたばかりで、17歳としての初対局が名人との一局になった。
両者の対戦成績は1度あり、この時は豊島名人が勝っているが、今年1月に公開された新人王戦の記念対局(持ち時間各3時間)では、藤井七段が勝利している。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は藤井七段。勝者は準決勝で渡辺三冠と対戦する。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
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