日本将棋連盟による8月5日週の公式戦は、6日に藤井聡太七段が順位戦C級1組に登場。さらに11日には、タイトルホルダーや獲得賞金上位者らが出場できる将棋日本シリーズ JTプロ公式戦に初登場。三浦弘行九段と対戦する。8・9日には豊島将之王位と木村一基九段により王位戦七番勝負第3局がある。主な対局は以下のとおり。
8月5日(月曜日)
竜王戦決勝トーナメント 永瀬拓矢叡王 対 木村一基九段 (AbemaTV・携帯中継)
挑戦者決定三番勝負には、別ブロックを勝ち抜いた豊島将之名人が既に決定。本局の勝者と対戦する。現タイトル保持者は広瀬章人竜王。持ち時間は各5時間。
王位戦予選 中田功八段 対 島本亮五段 (携帯中継)
加古川青流戦 梶浦宏孝五段 対 山本博志四段 (携帯中継)
リコー杯女流王座戦本戦 岩根忍女流三段 対 山口恵梨子女流二段 (携帯中継)
8月6日(火曜日)
順位戦C級1組 藤井聡太七段 対 金井恒太六段 (AbemaTV・携帯中継)
藤井七段はC級1組、2期目の挑戦。前期は9勝1敗の好成績ながら、前年度の成績を元にした順位で及ばず、全体4番目の成績で昇級を逃した。これまでの最年少名人記録は、谷川浩司九段が持つ21歳2カ月だが、これをクリアするためには、今期から3期連続で昇級を果たし、かつA級1期目で挑戦権獲得、さらに七番勝負で奪取する必要がある。今期は2連勝で全体トップに立っているが、このまま昇級に向けて突き進めるか。持ち時間は各6時間。先手は金井六段。
順位戦C級1組 青嶋未来五段 対 片上大輔七段 (携帯中継)
順位戦C級1組 小林裕士七段 対 島朗九段 (携帯中継)
順位戦C級1組 宮本広志五段 対 石井健太郎五段 (携帯中継)
8月7日(水曜日)
叡王戦 浦野真彦八段 対 行方尚史八段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
叡王戦 山崎隆之八段 対 稲葉陽八段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
8月8・9日(木・金曜日)
王位戦第3局 豊島将之王位 対 木村一基九段 (AbemaTV・ニコニコ生放送・携帯中継)
名人位も持ち棋界トップに立つ豊島王位と、「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つベテラン、木村九段による第3局。豊島王位はタイトル3期のほか、一般棋戦では将棋日本シリーズで優勝経験を持つ。木村九段はタイトル未経験。一般棋戦では新人王戦、朝日杯将棋オープン戦で、それぞれ1回優勝している。対局の場所は福岡県福岡市の「大濠公園能楽堂」。持ち時間は各8時間の2日制で、先手は豊島王位。
8月8日(木曜日)
竜王戦3組昇決 谷川浩司九段 対 野月浩貴八段 (携帯中継)
順位戦C級2組 高見泰地七段 対 遠山雄亮六段 (携帯中継)
順位戦C級2組 梶浦宏孝五段 対 大平武洋六段(携帯中継)
順位戦C級2組 星野良生四段 対 南芳一九段 (携帯中継)
王位戦予選 北浜健介八段 対 糸谷哲郎八段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 鈴木大介九段 対 窪田義行七段 (AbemaTV)
8月9日(金曜日)
棋王戦挑決トーナメント 羽生善治九段 対 杉本昌隆八段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 宮田敦史七段 対 本間青磁アマ (AbemaTV・携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 中村修九段 対 宮田か本間 (AbemaTV・携帯中継)
8月10日(土曜日)
女流名人戦挑決リーグ 甲斐智美女流五段 対 渡部愛女流三段 (携帯中継)
8月11日(日曜日)
日本シリーズ1回戦 三浦弘行九段 対 藤井聡太七段 (携帯中継)
前年優勝者、タイトルホルダー、前年度の賞金獲得ランキング上位者ら12人による早指しのトーナメント戦。持ち時間10分、切れたら1手30秒未満(考慮時間各5分)と、他の早指し棋戦と比較しても非常にスピーディーな戦いが求められる。藤井七段は今回、賞金ランキングで上位に入ったことで、初出場を果たした。同じく早指しの朝日杯将棋オープン戦で連覇しているだけに、本棋戦でも活躍が期待される。先手・後手は振り駒で決まる。
加古川青流戦 大橋貴洸五段 対 里見香奈女流五冠 (携帯中継)
加古川青流戦 今泉健司四段 対 大橋か里見 (携帯中継)
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