8.6秒バズーカーをめぐるデマについて、2人は真実を次のように語る。
・コンビ名の「8.6秒」は8月6日の原爆投下日を意味する
→コンビ名は「秒数と漢字とカタカナを入れたらカッコいいのでは」くらいに考えていた。はまやねんが50mを走ったタイムにしようとなって、8.6秒。『頭文字D』の“ハチロク”みたいに略せるし、カッコええやんというノリで決めた。それが8.5秒でも8.7秒でもコンビ名になっていた。(「バズーカー」は)カタカナで濁点、“バビブベボ”とかが入っている言葉は比較的覚えやすいから、バンド名に使ったらいいというような知識だけあった。「バキューム」というのも最初はあったけど嫌やなと。
・ネタ「ラッスンゴレライ」は爆弾投下の号令“落寸号令雷”を意味する(※新聞記事のタイトルと写真が差し替えられた捏造記事が出回った。落寸号令雷も造語)
→深夜2時のテンションで“ラッスンゴレライ”みたいな。“モッスン”でも何でも良かった。「本当の意味はなんですか?」と聞かれた時に「いや、深夜のテンションで」という話しか言えないので、それも後付けの理由だと言われたポイントだと思う。当時、バンビーノさんも僕らとよく一緒に出ていて、“ダンソン”というネタも「男尊女卑」がどうのこうのと言われていた。その時に、バンビーノさんは「ダンシングソング~」とすぐに説明していて、「お前らもそうしとったら良かったな」とは言われた。
・ネタのセリフ「ちょっと待って!」は爆撃機“チョットマッテ号”の意味
→ファンの人からも「これはありました。すいません」と言われた。当時、(爆撃機に)日本の言葉を付けるのがちょっと流行っていたということらしい。(デマの中に)事実がある分、信憑性が増して「ここはホンマなんかい」という感じで広まった。
・揃いのサングラスはマッカーサーを意味する。その他衣装への難癖
→たまたまNSCの授業の合間に、衣装もなく私服でサングラスだけかけてネタをしていた。(衣装は)揃えようかと服屋さんに入って、半ズボンと長ズボンのピンクのセットアップがあったので買っていたくらい。サングラスも最初は恥ずかしい、目が泳ぐからかけていたくらいなのが、無理やり関連付けられた。
さらには、8.6秒バズーカーに対し「在日だから日本が嫌いなのではないか」との中傷もあるという。田中シングルは「これもよく言われた。僕らは両親とも日本人でパスポートを出したりもしたが、それは反映されない。僕らが『在日ではない』という言い方をすると在日の方々に失礼にあたるし、デリケートな部分なので強く言うところではないと。日本人だという事実を話しても、そこは広まらない」と苦悩を語った。
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