将棋の藤井聡太七段(17)が8月9日、福岡市内で記者会見に臨み、11日に控えた「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」の1回戦、三浦弘行九段(45)との対局について「福岡のみなさんの前でいい将棋をお見せできればと思います」と意気込みを語った。
前年優勝者、タイトルホルダー、前年度の賞金ランキング上位者など、選ばれし12人で争われるJTプロ公式戦だが、藤井七段は今回が初出場。各地で開催される「こども大会」には、2011年度東海大会低学年部門に出場、見事に優勝を果たしている。「JTプロ公式戦では、棋士になってから今回が初めて出場することになりました。(プロ棋士の)公開対局を観戦する機会があったので、非常に憧れる気持ちが強い棋戦だったので、うれしく思います」と、同棋戦への思いを明かした。
順位戦A級棋士の三浦九段とは、公式戦で初対戦。「奨励会時代では教えていただいたこともあります。大変なトップ棋士で、終盤が強い方かなという風に思っていますし、そのあたり自分もしっかり指したいと思います」と意気込んだ。
藤井七段は、三浦九段に勝利すると、シードになっている豊島将之名人(王位、29)と2回戦で対戦する。前年優勝者は、渡辺明JT杯(三冠、35)。
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