「RTDトーナメント2019」ファイナル(決勝) 3・4回戦(全6回戦)が9月1日に放送され、佐々木寿人(連盟)が4回戦で8万点に迫る大トップを決め3勝目。ポイントを+206.2にまで積み上げ、2位に184.6ポイント差をつけた。
対局者は起家から藤崎智(連盟)、内川幸太郎(連盟)、勝又健志(連盟)、佐々木寿人(連盟)。
佐々木は東1局でリーチ・ツモ・ドラで4000点を軽快にアガった。しかし3人から包囲網が敷かれる中、南1局で内川からヤミテン8000点を狙い撃ちされ、ラス目に落ちた。
劣勢下に置かれた南2局2本場で1万2000点(+600点、供託1000点)を加点し復活の狼煙をあげると、南3局では、勝又の親リーチに仕掛けで真っ向勝負。ダブ南・ドラ2で8000点(+供託1000点)をアガり切り、トップ目に立った。
そして点棒を持ってからが圧巻。南4局の親番、ホンイツ・赤・ドラ2で1万2000点(+供託1000点)をアガったのを皮切りに、1本場で1万2000点(+300点)、2本場で1万8000点(+600点)と大物手を3連発で決め、終わってみれば7万8900点とダントツ。「最後の親で爆発できたんで申し分なかった」と+98.9を積み上げ、トータルポイント+206.2とし、一気に抜け出した。
「最後まで気は緩められない。逃げないでしっかり戦いたい」と、残り2戦も攻撃は最大の防御なりで卓上を制圧するつもりだ。【福山純生(雀聖アワー)】
【ファイナル4回戦の成績】
1位 佐々木寿人(連盟)7万8900点 +98.9
2位 勝又健志(連盟)8900点 ▲11.1
3位 藤崎智(連盟)7200点 ▲32.8
4位 内川幸太郎(連盟)5000点 ▲55.0
【ファイナル4回戦終了時点でのトータルポイント】
1位 佐々木寿人(連盟)+206.2(4/6)
2位 勝又健志(連盟)+21.6(4/6)
3位 内川幸太郎(連盟)▲66.6(4/6)
4位 藤崎智(連盟)▲161.2(4/6)
※連盟=日本プロ麻雀連盟
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
(C)AbemaTV