将棋の最年少棋士、藤井聡太七段(17)が9月3日、順位戦C級1組4回戦で、高橋道雄九段(59)と午前10時から対局中だ。
先日、王将戦の挑戦者決定リーグ戦入りを決めた藤井七段は、今年度の成績は20勝8敗、勝率.714。対局数、勝数では、全棋士1位の成績を誇っている。これまで以上にトップ棋士との対戦も増えたことから、8割以上の勝率を誇ってきたころに比べれば苦戦も増えているが、さらに上を目指すための壁と向き合っている状態だ。
最年少タイトル獲得を期待されるが、最年少名人の記録は、谷川浩司九段(57)が持つ21歳2カ月。藤井七段がクリアするためには、今期を含めて連続でA級まで昇級し、さらにA級1期目で挑戦権を獲得、名人位を奪取する必要がある。現在3連勝中でC級1組の首位に立っている藤井七段が、このまま無敗をキープできるか。なお、昇級は上位2人で、勝敗が並んだ場合は、前期の成績をもとにした順位が上の者が優先される。10戦全勝が3人以上出た場合は、全員が昇級する。
対する高橋九段は、1980年6月に四段昇段、プロ歴39年を誇る大ベテラン。王位3期を含め、通算5期のタイトル経験がある。
本局の持ち時間は各6時間で、先手は高橋九段。AbemaTVでは、この対局を終了まで生放送する。
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