進路に悩んだひとりの高校生は、ボートレース場でかつてないほどの刺激を受けた。「1周1マークの迫力。水しぶきが輝いて見えた」。平成生まれ初のGIウイナー・羽野直也がボートレーサーを志した瞬間だった。
AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Friday~」9月6日放送回で特集されたボートレーサー羽野直也は、2014年5月にボートレース若松でデビューした。初出走は3着。「6コースからの3着は、それだけの価値がある。1着だけじゃない」。養成所教官の教えを胸に、事故をせずに取れる着順をきっちりと狙った。その後は徐々に成績もアップ。ただ、「勝率はあっても連対率がなかった」とA級の壁は想像以上に高かった。