元横綱・若乃花が「炎鵬攻略法」に言及 万全の体勢から一転、剣翔に完敗を喫したワケ 大相撲炎鵬 2019/10/25 06:06 拡大する <大相撲秋場所>◇七日目◇14日◇東京・両国国技館 前頭十一枚目の炎鵬(宮城野)が前頭十四枚目の剣翔(追手風)に寄り切られて2敗目を喫した。 立ち合い時計回りに回転しながら左を差し、さらに右の前まわしを引いた炎鵬。先に自分の形を作ったかに見えたが、175キロの巨体を持つ剣翔はその重さを生かして土俵中央で炎鵬を組み止めると、右を引き付け、腰を押し付けるようにしてゆっくり、じりじりと炎鵬を寄り切った。 AbemaTVで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「これは小兵が一番やられたくないパターンです」と話すと、身振り手振りを交えながら「小兵力士が何をしてくるかわからずに怖がる力士は腰を引く。その結果投げられたり、捻られたりする。ただ剣翔はそこで落ち着いて自分の身体を生かし、腰を前に出しながらゆっくりと前に出た。これをやられたら、小兵力士は何もできない」と説明した。 続きを読む