<大相撲秋場所>◇十二日目◇19日◇東京・両国国技館
関脇の貴景勝(千賀ノ浦)が、前頭四枚目の妙義龍(境川)を突き落としで下し10勝目(2敗)を挙げ、大関復帰を決めた。
立ち合いで頭から当たってくる妙義龍を完全に受け止め、その勢いをいなす形で突き落とした貴景勝。AbemaTVで解説を務めた元小結・旭豊の立浪親方は「相手が当たっても圧力がかからない。普通の人なら体が起き上がってしまうんですが、貴景勝の体が全然後ろに反らないんですよ。それが体の強さなんでしょうね」と、当たり負けしない力強さを称賛。続けて「(日本人の中で)上位で安心して見ていられるのは、この人くらいしかいないですから」と、2敗を守り優勝争いのトップを走る安定感も絶賛した。