プロ野球で強打者として活躍した解説者の広澤克実氏(57)が、近年進む野球界でのデータ計測について、今後はより分析が進むことで、投球についても最適な回転数が分かるだろうと、持論を展開した。

 広澤氏は9月28日、AbemaTVの六大学野球の中継に解説として登場。近年、野球界ではプロ・アマを問わず「トラックマン」に代表されるように、様々なデータ分析が進み、より科学的に野球をとらえるようになっているが「将来、投手の球の形とか、回転数とか分析できるようになるといいね」と言及。「計測器で数字を見ながら練習をする時代がまもなく来る。150キロを投げなくても、140キロで抑えられることができるようになるのでは」と、説明を加えた。

 投球、打球については回転数がよく話題に出るが「スピン量が多い方が、いいボールなのか。それが合っているのか。多くの人が勘違いをしているけれど、回転数が多くなるということは、揚力が働いて、直進性を失うということ。だったらベースの上では、速いと感じないはず」と解説。さらに「球の回転数が少ない方が、直進性は失われない。いわゆる棒球の方が、絶対速い。回転数については投げるスピードによるので、逆に回転数を抑えることもあるのでは」と、投球の速度と質によって、最適な回転数が模索されるべきだとしていた。

(AbemaTV/スポーツチャンネルより)

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