大和証券Mリーグ2019、10月8日の1回戦。渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)がMリーグ史上初となるイエローカードの裁定を受けた。
東2局4巡目、ツモ動作に入った時、ツモ牌を持ってくる途中、山牌に手がぶつかってしまい、積まれていた牌を見せてしまったためだ。このケースは、故意とは認められないものの、2枚以上の見せ牌(山・手牌共通)をしたとして、張敏賢審判長からイエローカードの裁定を受けた。
イエローカードは当日のみ累積し、1日2枚でレッドカードが提示される。仮にレッドカードが提示された場合は、チョンボと同様の罰則(親・子には関わらず、個人トータルポイントから20ポイント減算)を受けることになっている。
Mリーグ公式戦ルールの第7章には「罰則」規定があり、罰の種類にはチョンボ・アガリ放棄・イエローカード・レッドカードの4種類が明記。イエローカードはチョンボ及びアガリ放棄には至らない行為が対象となっている。
ちなみに今回のケース以外では「発声行為を黙って行ったと審判が判断した場合」「過度なため息やぼやきといった相手を惑わす可能性がある言動が度重なった場合」「局面と関係ないところでの強打・長考が度重なった場合」などもイエローカードの対象行為とされている。
この試合では多井がトップ。勝利者インタビューでの第一声は「ごめんなさい。こぼしちゃった」と、見せ牌をしてしまったことを謝罪した。【福山純生(雀聖アワー)】
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)






