将棋の竜王戦七番勝負の第2局が10月23・24日に行われ、竜王初挑戦の豊島将之名人(29)が、広瀬章人竜王(32)に126手で勝利し、同シリーズで開幕2連勝を飾った。
 過去の対戦成績では8勝8敗と全くの五分だった両者の対戦は、相掛かりの出だしから徐々に豊島名人がペースを握ると、「(終盤は)かなり際どかったです」と振り返りつつ、しっかりと広瀬玉を即詰みに討ち取った。
 過去、竜王と名人を同時に保持したのは谷川浩司九段、羽生善治九段、森内俊之九段の3人で、史上4人目の達成まであと2勝と迫った。