ひとことで少年野球といっても、世界各地によってその状況や習慣は様々なようだ。プロ野球の強打者として活躍、現解説者の広澤克実氏(57)が、自身の経験をもとに、世界の少年野球事情を語った。
広澤氏は10月26日、AbemaTVの六大学野球の中継に解説として登場。2011年からカンボジア代表のコーチ、現在は幼児から成年までを年齢別にカテゴリ分けしているポニーベースボールリーグ(通称ポニーリーグ)について「日本ポニーベースホール協会」の理事長も務めている。
カンボジアに野球指導に行った際は、選手が「スパイクを履いていないどころか、みんな裸足だった」ことに驚き、さらにグラウンドには芝を求めて大量の牛が入ってきてしまうという。「まず牛をどけるところから始めるからね」と、また違ったグラウンド整備が必要だったと回想した。
ポニーリーグは「メジャーリーガーの7割ぐらいが出身」というだけあり、世界各国から参加がある。最近では「インドやパキスタンが入ってくれた」と語り、宮崎で行われた大会では「ニュージーランドの子は、試合前にハカをするね。あれはラグビーだけじゃないから。小学生の子がやっていたよ」。日本で開催中のラグビーW杯を盛り上げた「オールブラックス」ことラグビーの同国代表のように、試合前に大声を出して士気を高めていたようだ。
(AbemaTVより)