<大相撲九州場所>◇五日目◇14日◇福岡・福岡国際センター
大関の高安(田子ノ浦)が前頭二枚目の明生(立浪)にかいなひねりで敗れ、3敗目(2勝)を喫した。
左肘の負傷から復帰した高安だが、これまでに2勝2敗とまだ本調子ではない様子。勢いのある明生との対戦に注目が集まっていた。
高安が立ち合いから押していき、終始有利な形で進めるが、明生が土俵際で粘りを見せる。何度となく土俵際まで追い詰められるが、その度に回り込んで状況を打開する明生。疲れてバランスを崩したところを見逃さず、明生が腕をつかんでひねると、高安はそのまま土俵に倒れ込んだ。
そのまましばらく動かない高安に対し、視聴者からは「腕が反対に曲がったの簡単には痛み取れないよ」、「肘痛いのよ(泣)」など痛めた肘の状況を心配する声があがった。
AbemaTVで解説を務めた元前頭・大岩戸は「明生は本当に稽古十分という感じで、よく出ましたね。押されても慌てないし」と明生の今場所の状態を高く評価した。また、敗れた高安については「予想以上に(明生が)しぶといので、だんだん焦ってくる。(そこで)明生が持ち直してきたんですよね」と相撲内容を振り返りながら、最後は「弱点をつかれましたね」と、痛めた左肘が最終的な敗因になったと分析した。
(AbemaTV/大相撲チャンネルより)