<大相撲九州場所>◇九日目◇18日◇福岡国際センター
大関・貴景勝(千賀ノ浦)と小結・北勝富士(八角)が、激しい相撲内容で館内のファンを大いにわかせた。
気合を内に秘める貴景勝と、全面に出す北勝富士の取組は、立ち合いから迫力十分。お互いの頭、顔がぶつかり、激しい突きや張り手など、圧力だけでなく凄みすら感じさせる激しいものとなった。
北勝富士の頭を顔面で受け止めた際か、貴景勝は鼻から出血。それでも全く動きを止めず戦い続けると、北勝富士の体勢が乱れたところを逃さず突き落とした。これには北勝富士も耐えられず、勢いそのままに土俵下にダイブするように飛んでいった。