叡王戦本戦1回戦が11月19日に行われ、渡辺明三冠(35)が野月浩貴八段(46)に119手で勝利した。
今年度、圧倒的な強さを見せている渡辺三冠は、対戦成績で過去5勝3敗だった野月八段相手に、相居飛車の出だしから終盤に入りかけたところで一気の攻め。反撃の機会を許さず、一気に寄せ切った。
これで渡辺三冠の今年度の成績は、23勝4敗、勝率.8518。年間の歴代最高勝率.8545に迫る勢いで勝ちまくっている。さらに、この4敗は全て豊島将之名人(29)に喫したもので、他の棋士にはいまだ無敗を継続している。叡王戦本戦では、豊島名人は反対のブロックに入っており、お互いが挑戦者決定戦まで勝ち上がらない限り、対戦しない。
(AbematV/将棋チャンネルより)