将棋、囲碁、さらにはスポーツ界と、小さいころから活躍する「天才キッズ」は、各方面で誕生している。その年齢からは考えられないほどの実力、結果を出すと、日本中でフィーバーを巻き起こすこともあるくらいだ。麻雀界も昨年スタートしたプロ麻雀リーグ「Mリーグ」の影響もあり“小学生雀士”が増加している。麻雀ニュース番組「熱闘!Mリーグ」では、未来の麻雀界を背負う天才少年・少女を探すため、都内の麻雀教室を取材した。
取材に訪れたのは「ニューロン麻雀スクール」大井町校。第1・3日曜日の月に2回、子供麻雀教室を開いている。麻雀好きのタレント武井壮、乃木坂46中田花奈が好きな役を聞くと、答えはまさかの「役じゃないけど裸単騎」。これにはスタジオにいたMCの爆笑問題・田中裕二、アシスタントのSKE48須田亜香里ら出演陣も大笑いした。
また、Mリーグファンの女の子は選手のサイン入りクリアファイルを手に「将来は麻雀プロになりたい」とにっこり。ゲームや漫画よりも麻雀が楽しいという小学生が集まる様子は、従来の中高年男性の趣味、というイメージとはまるで違っている。教室には付き添いの両親の姿も見られた。麻雀を始めさせたきっかけは「幼稚園のころに数字に馴染ませたかった」と、知育の面で期待することもあるようだ。
この教室で開かれた1200人の大会で1位になったのが、小学6年生の岡田栞奈さん。高校生の部に入っても優勝し、成人の部でも決勝進出を果たした天才少女だ。普段も同世代とは勝負にならないため、大人と卓を囲むという。中田から「麻雀のどんなところが好き?」と問われた岡田さんの答えは「理不尽なところ」「(どんなところ?)三面チャンがカンちゃんに負けるところ」。想像をはるかに上回る答えに、スタジオの出演者たちはさらに大爆笑となった。岡田さんも、将来はMリーガーを目指しているという。
VTRを見終えた田中は「あの雀卓に子どもが座っているのが違和感しかない!でもちゃんとやっているのがおもしろい!麻雀界の未来は明るいね」と興奮気味に話すと、将棋の女流棋士・香川愛生も「子どもが強くなるのは、ご家族とお友達と場所。将棋もそう。今の子どもたちは、すごく恵まれていますね」と、さらなる天才少年・少女の誕生を予感していた。
(AbemaTV/『熱闘!Mリーグ』より)