将棋界に新星誕生だ。棋王戦挑戦者決定トーナメント、勝者組決勝で、2018年10月に四段昇段したばかりの本田奎四段(22)が、広瀬章人竜王(32)を99手で破り、挑戦者決定二番勝負に進出した。本田四段は、敗者復活戦の優勝者と変則の二番勝負が決定。1局でも勝利すれば、その時点で渡辺明棋王(王将、棋聖、35)への挑戦が決まる。
本田四段は2018年10月1日に四段昇段、プロデビューを果たすと、同年12月11日にプロ初対局。実質的なデビュー年度となる2019年度でも勝利を積み重ねていた。棋王戦も予選から登場し、トーナメントを勝ち上がると、タイトルホルダーなども多数参加する挑決トーナメントでも快進撃。勝者組決勝でも、現役のタイトルホルダーとは初対決になったが、見事な勝利を収めた。
(画像提供:日本将棋連盟)