将棋の藤井聡太七段(17)が12月3日、順位戦C級1組の対局で、船江恒平六段(32)と午前10時から対局を開始した。藤井七段は開幕から6連勝中で、残り4局に勝利すれば文句なしでB級2組への昇級が決まる。
今年度は、それまでと比べて一気にトップ棋士との対局が増えた藤井七段だが、公表されている数字でも40局で30勝10敗、勝率.750と相変わらずの好成績を残している。対局数、勝数、勝率の3部門ではいずれも全棋士トップ5に入っている。
順位戦では昨期、同じC級1組で昇級目前まで行きながら、終盤で痛い1敗。9勝1敗の好成績を収めたものの、前期の成績を元にした順位で他の3人を下回り、上位2人の昇級枠に入れなかった。
今期ここまで6戦全勝が、藤井七段を含めて3人。それぞれ直接対決がないため、10戦全勝が3人でる可能性があるが、その場合は全員が昇級する。一方、藤井七段からすれば1敗でもすると、他の2人が勝ち続ける限り自力昇級がなくなるだけに、シビアな状況でもある。
本局の持ち時間は各6時間で、先手は船江六段。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)