将棋の藤井聡太七段(17)が12月10日、棋聖戦二次予選で北浜健介八段(43)と対戦、130手で勝利した。これで藤井七段は二次予選の第6ブロックの決勝進出が決定。あと1勝で、史上最年少タイトル挑戦へと続く本戦出場が決まる。
過去3戦3勝と対戦成績でも圧倒していた藤井七段は、過去3局同様に、北浜八段のゴキゲン中飛車に対して、居飛車で対応。じっくりとした序盤から、藤井七段は飛車の筋を細かく変えて状況を打開すると、じわじわと優勢に。北浜玉を端からも攻めることに成功し、快勝を収めた。
王将戦挑戦者決定リーグ戦において、あと1勝で最年少挑戦記録更新を逃した藤井七段だが、屋敷伸之九段(47)が持つ17歳10カ月の記録を破るには、今回の棋聖戦がラストチャンス。挑戦者決定戦まで負ければ終わりのトーナメントだが、反面勝ち進めば今期で挑戦が可能だ。
藤井七段は次局、大石直嗣七段(30)と澤田真吾六段(28)の勝者と対戦。勝てば本戦出場が決まる。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)