【写真・画像】肛門日光浴、血液クレンジング…溢れるトンデモ医療情報に引っかからないためには? 3枚目
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 こうした科学的根拠のはっきりしない医療情報、健康情報はしばしば“トンデモ医療”などと呼ばれるが、各種メディアを通じて私たちの生活の中に入り込んでいるのも事実だ。

 「子どもの熱が出た時、キャベツの葉を頭にかぶせる」ことや「風邪をひいた時に首にネギを巻くという方法」といった民間療法のようなものについて「おばあちゃんの知恵的なものは決して嫌いではない。肛門日光浴的なノリを面白がるのも好きだし、個人の趣味嗜好を学級委員的に規制するのは良くないと思っている」と話す桑満医師だが、不確かな医療情報が拡散されることについては、ブログなどを使って警鐘を鳴らしてきた。

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 中でも記憶に新しいのは、多数の著名人が“施術を受けた”と発信した「血液クレンジング」や、多くの人が愛用する「サプリメント」の効果にまつわる疑義だ。「本当に特殊な技術で効果のあるものであれば、それでお金儲けをするのは構わない。しかし、売らんかなのために科学用語、医学用語風のものを使って効果があると訴えるのはいけないと思う。ともすると、それは人を騙していることになるからだ。血液クレンジングについては意味がない。儀式としてやるなら否定はしない」(桑満医師)。

標準治療の“標準”に上があると勘違い?
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