将棋の順位戦A級6回戦が12月25日に行われ、渡辺明三冠(35)と広瀬章人八段(32)が、現在対局中だ。渡辺三冠は今期のA級で、唯一の5戦全勝。2019年最後の対局で、全勝キープを目指す。
渡辺三冠は昨期、B級1組で12戦全勝し、1期でA級復帰。今期も開幕から快進撃を続け、単独トップの5戦全勝だ。相手の広瀬八段は唯一の1敗(4勝)で、この直接対決を制すれば、残り3局で後続に2差をつけ、初の名人挑戦に大きく前進する。
過去両者の対戦は24回あり、渡辺三冠が13勝11敗とわずかに勝ち越し。広瀬八段も、“現役最強”とも呼ばれる三冠保持者を相手に、互角の戦いを繰り広げてきた。
持ち時間は各6時間で、先手は渡辺三冠。戦型は角換わり腰掛け銀になった。研究の成果か、渡辺三冠は昼食休憩まで、持ち時間をわずか16分しか使わない早指しとなった。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
渡辺明三冠 うな重・梅(ご飯少なめ)、赤だし 広瀬章人八段 豚生姜焼き弁当
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明三冠 5時間44分(消費16分) 広瀬章人八段 4時間57分(1時間3分)
(AbematV/将棋チャンネルより)