将棋の順位戦A級6回戦が12月25日に行われ、渡辺明三冠(35)が広瀬章人八段(32)に109手で勝利した。渡辺三冠はこれで今期6連勝。昨期のB級1組を含めて、順位戦の連勝を「18」に伸ばした。
前日までA級唯一の5戦全勝で単独首位だった渡辺三冠は、過去13勝11敗と対戦成績で拮抗していた広瀬八段と熱戦を展開。一時は差を広げたかに見えたが、終盤でさらに難しい局面を迎えると、最後のところでなんとか振り切った。
これで順位戦A級は、6戦全勝の渡辺三冠を、敗れた広瀬八段と三浦弘行九段(45)が4勝2敗で追う展開に。次回の7回戦で渡辺三冠が勝ち、2敗の2人が敗れれば、残り2局を残して渡辺三冠の名人初挑戦が決まる。
(AbematV/将棋チャンネルより)