将棋の上州将棋祭りが1月4日に行われ、羽生善治九段(49)が豊島将之竜王・名人(29)に74手で勝利、非公式の記念対局ながら新年、幸先のいいスタートを切った。
七冠独占、永世七冠、タイトル99期など、数々の記録を持つ羽生九段は、史上4人目の竜王・名人を達成した豊島竜王・名人と、矢倉模様の展開に。一気に激しい戦いになったが、リードを一気に広げる完勝で終えた。
対局後、新年の抱負を聞かれた羽生九段は「新たな気持ちで心身を充実させて、また大きな舞台に立てるように頑張りたいです」とコメント。豊島竜王・名人は「全対局、全力で頑張っていきたいです。叡王戦がベスト4に残っているので、それを頑張りたいのと、4月から名人戦、秋から竜王戦もあるので防衛戦も頑張りたいです」と、タイトル奪取・防衛を目指していた。