日本将棋連盟による公式戦は、1月6日週から本格的に2020年の対局がスタートする。7日には羽生善治九段が竜王戦1組ランキング戦で、新年初の公式戦。12日からは大阪王将杯王将戦の七番勝負が開幕する。渡辺明三冠は、4日に新年初対局を終えているほか、7日、9日にも予定があり、13日までに早くも今年4局をこなすハイペースになっている。主な対局は以下のとおり。
1月7日(火曜日)
竜王戦1組 屋敷伸之九段 対 久保利明九段 (携帯中継)
竜王戦2組 森内俊之九段 対 澤田真吾六段 (携帯中継)
竜王戦2組 小林裕士七段 対 中村太地七段 (携帯中継)
竜王戦6組 石川陽生七段 対 渡部愛女流三段 (携帯中継)
王位戦予選 渡辺明三冠 対 佐々木大地五段 (AbemaTV・携帯中継)
渡辺三冠が4つ目のタイトルを目指し、挑戦者決定リーグ入りをかけた対局に臨む。タイトルをかけた番勝負や、各棋戦のトップレベルでの対局が続く中、今年度の勝率は脅威の8割超え。序列では豊島将之竜王・名人に続く2位だが、その勝ちっぷりから“現役最強”の呼び声も高い。対する佐々木五段も、昨年度の最多勝に引き続き今年度も大健闘。棋王戦では渡辺三冠への挑戦権をあと一歩で逃したが、本局では勝利して王位のタイトルに向け一歩前進できるか。持ち時間は各4時間、先手・後手は振り駒で決まる。
王位戦予選 広瀬章人八段 対 阿部健治郎七段 (携帯中継)
ヒューリック杯清麗戦予選 石本さくら女流初段 対 加藤圭女流1級 (携帯中継)
1月8日(水曜日)
竜王戦1組 羽生善治九段 対 橋本崇載八段 (AbemaTV・携帯中継)
羽生九段の2020年公式戦初対局は、過去7期獲得したことのある竜王戦。まずは1組ランキング戦の決勝に進み、本戦出場を目指すことになる。昨年には史上4人目となる竜王・名人が誕生したが、初めて達成したのは羽生九段。タイトル100期の大台目前にして、挑戦権からもやや遠ざかりつつあるだけに、自身初タイトルにもなった竜王位での記録達成に向け、白星スタートを切れるか。持ち時間は各5時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
竜王戦2組 郷田真隆九段 対 西川和宏六段 (携帯中継)
竜王戦2組 糸谷哲郎八段 対 三枚堂達也七段 (携帯中継)
竜王戦4組 島朗九段 対 渡辺大夢五段 (携帯中継)
王将戦一次予選 杉本昌隆八段 対 石川優太四段 (携帯中継)
1月9日(木曜日)
竜王戦2組 深浦康市九段 対 佐々木勇気七段 (AbemaTV・携帯中継)
順位戦C級2組 阿部光瑠六段 対 西田拓也四段 (携帯中継)
順位戦C級2組 竹内雄悟五段 対 佐藤紳哉七段 (携帯中継)
順位戦C級2組 梶浦宏孝五段 対 古森悠太四段 (携帯中継)
叡王戦本戦 渡辺明三冠 対 広瀬章人八段 (ニコニコ生放送・携帯中継)
1月10日(金曜日)
竜王戦2組 藤井猛九段 対 阿久津主税八段 (携帯中継)
王位戦予選 丸山忠久九段 対 佐藤秀司七段 (携帯中継)
王位戦予選 宮田敦史七段 対 本田奎五段 (携帯中継)
王座戦二次予選 畠山鎮八段 対 山崎隆之八段 (携帯中継)
王将戦一次予選 谷川浩司九段 対 浦野真彦八段 (携帯中継)
女流王位戦挑決リーグ 清水市代女流六段 対 中井広恵女流六段 (携帯中継)
1月11日(土曜日)
竜王戦6組 出口若武四段 対 禰保拓也アマ (携帯中継)
叡王戦本戦 菅井竜也七段 対 佐々木大地五段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
1月12・13日(日・月曜日)
大阪王将杯王将戦 渡辺明三冠 対 広瀬章人八段 (将棋プレミアム・携帯中継)
(写真提供:日本将棋連盟)