将棋の王位戦予選が1月7日に行われ、渡辺明三冠(35)と佐々木大地五段(24)が、午前10時から対局中だ。両者は今回が初手合だが、渡辺三冠が持ち時間をほとんど使わない早指しで、期待の若手にプレッシャーをかけている。
渡辺三冠は文字通り、8つあるタイトルのうち3つを保持し、かつ2019年度の勝率が8割を超えることから“現役最強”とも呼ばれるトップ棋士。名人挑戦を目指す順位戦A級でも、ただ一人の7連勝を飾り、王位戦でも挑戦権獲得を狙っている。
対する佐々木五段は、2016年4月のデビュー以来、高い勝率をキープ。王位戦では昨年度も挑戦者決定リーグに進出した。
実績十分の渡辺三冠に、佐々木五段が挑む構図だが、しっかりと研究が進んだ戦いゆえか、渡辺三冠は正午の昼食休憩まで、持ち時間をわずか6分しか消費しない早指し。この時点で、持ち時間に1時間38分の差がついた。
本局の持ち時間は各4時間で、先手は佐々木五段。勝者は挑戦者決定リーグ入りが決まる。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
渡辺明三冠 豚生姜焼き弁当 佐々木大地五段 さばのおろし和風あん弁当
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明三冠 3時間54分(消費6分) 佐々木大地五段 2時間16分(消費1時間44分)
(AbemaTV/将棋チャンネルより)