将棋の藤井聡太七段(17)が1月16日、順位戦C級1組で小林裕士七段(43)に77手で勝利し、無傷の8連勝を達成した。残り2局で1勝すれば、上位2人以内が確定、B級2組への昇級が決まる。
昨期、わずかなところで昇級を逃していた藤井七段だが、今期は前日まで快調に7連勝。本局でもじわりじわりと優位を築くと、夕食休憩後には一気に差を広げ、順位戦の対局としては早い午後7時過ぎでの決着となった。対局後は「残り2局も気を引き締めて頑張りたいと思います。これまでと変わらない気持ちで指せればと思います」と笑顔も見せていた。また2020年の抱負を聞かれると「今年はさらに力をつけて、タイトルに挑戦できたらと思っています」とも語った。
藤井七段の今年度の成績は35勝10敗、勝率.778に。トップ棋士の対戦も増え、一時は負けが続いた時期もあったが、再びハイペースで白星を重ね、3年連続での勝率8割超えも見えてきた。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)