将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦が1月18日に行われ、千田翔太七段(25)が深浦康市九段(47)に178手で勝利し、ベスト4進出を果たした。
高勝率を誇る若手棋士の一人・千田七段は、矢倉の出だしから少しずつ優位を築くと、粘りが信条の深浦九段に対して、逆に自玉を上部に脱出させ安全を確保。諦めないベテランの指し手に対しても、確実に負けない選択を繰り返して勝利を収めた。
千田七段はタイトル、棋戦優勝、いずれも経験がなく、自身初優勝に向けてあと2つに迫った。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)