将棋の叡王戦挑戦者決定三番勝負の第1局が2月6日に行われ、渡辺明三冠(35)が豊島将之竜王・名人(29)に106手で勝利し、初の叡王挑戦に王手をかけた。
過去、24戦して15勝9敗と勝ち越していた渡辺三冠は、8つあるタイトルの中でもビッグタイトル2つを保持する豊島竜王・名人に対し、角換わり腰掛け銀の出だしから、スピーディに指し進め、戦況でも優位に。終盤は蓄えた持ち時間を有効に使い、現在の将棋界の“頂上決戦”とも言える対局を制した。
両者は4月から行われる名人戦七番勝負でも戦うことが決まっており、叡王戦の挑決三番勝負と合わせて、頂上決戦・十番勝負となっている。
2月13日に行われる第2局では先手・後手が入れ替わり、渡辺三冠の先手で行われる。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)