将棋の叡王戦挑戦者決定三番勝負の第2局が2月13日に行われ、豊島将之竜王・名人(29)が渡辺明三冠(35)に88手で勝利した。これで成績は1勝1敗になり、永瀬拓矢二冠(27)への挑戦権は、第3局に持ち越された。
過去の対戦成績では、9勝16敗と負け越していた豊島竜王・名人だったが、今年度4勝4敗と五分に渡り合っていた力を本局では十二分に発揮。中盤以降でリードを奪うと、その後もさらに拡大。夕食休憩時にははっきりと優勢になると、対局再開から約1時間後に、持ち時間を1時間36分も残した渡辺三冠が投了するという快勝劇になった。
第3局は2月24日に行われ、先手・後手は再び振り駒で決まる。将棋界の頂点に並び立つ2人の対局だけに、さらに激しいものになりそうだ。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)