将棋の王位戦挑戦者決定リーグ紅組1回戦が2月20日に行われ、豊島将之竜王・名人(29)と本田奎五段(22)が、午前10時から対局を開始した。両者は本局が初手合となる。
豊島竜王・名人は、文字通り竜王、名人というビッグタイトルを保持。将棋界の頂点に君臨する棋士だ。2019年の獲得賞金・対局料でも1位に輝いている。トップ棋士同士の対局が続く中でも、2019年度の成績は、公表されている数字で35勝17敗、勝率.673と高い数字を維持。今後の将棋界をリードしていく存在だ。
本田五段は2018年10月に四段昇段を果たしたばかりの新鋭。実質的なデビュー年度となった今年度でいきなり活躍し、棋王戦では初参加でタイトル初挑戦の偉業を達成。豊島竜王・名人と並んで評価される渡辺明棋王(王将、棋聖、35)との五番勝負でも、1勝1敗の五分で渡り合っている。本局でも勝利を収めることがあれば、いよいよ注目度が増してくる。
王位戦の挑戦者決定リーグは12人が紅白、2つの組に6人ずつ分かれて総当たり戦を行い、各組優勝者が挑戦者決定戦を行う。現在のタイトル保持者は木村一基王位(46)。
本局の持ち時間は各4時間で、先手は本田五段。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)