将棋の王位戦挑戦者決定リーグ紅組1回戦が2月20日に行われ、豊島将之竜王・名人(29)が本田奎五段(22)に102手で勝利、同リーグの初戦を白星で飾った。
将棋界の頂点に君臨する豊島竜王・名人と、実質的なデビュー年度からタイトル挑戦まで駆け上がった新鋭・本田五段の注目の初対局となったが、相掛かりの出だしから中盤までは本田五段ペース。先日、渡辺明三冠(35)にも勝利した勢いをここでも見せるかと思われたが、終盤に近づくにつれて豊島竜王・名人が反撃。見事に盛り返すと、その後は再逆転を許さず、貫禄の勝利を手にした。
王位戦の挑決リーグは紅白、6人ずつに分かれて行われ、各組優勝者が挑戦者決定戦を行う。現在のタイトル保持者は木村一基王位(46)。
【終局時の残り持ち時間】
豊島将之竜王・名人 11分(消費3時間49分) 本田奎五段 1時間20分(消費2時間40分)
(AbemaTV/将棋チャンネルより)