将棋の棋王戦五番勝負第3局が3月1日、新潟県新潟市の新潟グランドホテルで行われ、渡辺明棋王(王将、棋聖、35)が本田奎五段(22)に81手で勝利し、棋王8連覇に王手をかけた。
将棋界の中でも多忙を極める渡辺棋王は、ここのところ負けが続くところもあったが、本局では実質的なデビュー年度でタイトル挑戦まで駆け上がった新鋭・本田五段を一蹴。厳しい攻めを続け、第2局で敗れた分を取り返して余りある快勝を収めた。持ち時間でも、1時間34分余すなど、終局時間も午後4時41分と記録的に早い決着となった。
第4局は3月17日、東京都渋谷区の東郷神社で行われる。先手は本田五段。
【終局時の残り持ち時間】
渡辺明棋王 1時間34分(消費2時間22分) 本田奎五段 24分(消費3時間36分)
(AbemaTV/将棋チャンネルより)