将棋の藤井聡太七段(17)が3月9日、棋王戦予選の3回戦で出口若武四段(24)に107手で敗れ、棋王戦では2年連続での予選敗退となった。
過去4戦全勝と相性のよかった出口四段との対戦だが、角換わりで始まった本局は、中盤以降にじわりじわりとリードを許すと、終盤でも逆転のきっかけをつかめず、そのまま押し切られた。対局後には「早い段階で誤算があって、苦しい展開を強いられたかなと思います。切り替えて次の対局に臨みたいと思います」と語った。
藤井七段の今年度の勝率は57局で45勝12敗、勝率は.789に。勝率8割を切ったが、それでも勝数、勝率では全棋士1位の成績だ。なおデビュー以来、2017年度、2018年度と2年連続して勝率8割超えで勝率一位賞を獲得。3年連続となればデビュー以来4年連続で受賞した羽生善治九段(49)以来、30年ぶりの快挙となる。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)