将棋の羽生善治九段(49)が3月23日、王位戦挑戦者決定リーグ白組で阿部健治郎七段(31)に109手で勝利し、リーグ戦成績を2勝1敗と白星を先行させた。挑戦権獲得にまず必要な白組優勝に向けて、2連勝中の2棋士をぴったりとマークすることに成功した。
菅井竜也八段(27)、藤井聡太七段(17)が開幕から2連勝しており、2敗すれば挑戦権獲得が大きく遠のく羽生九段だったが、阿部七段に対してやや優勢で中盤を指し進めると、終盤に入るところで大きくリード。その後も反撃の機会を与えず、両者1時間ほど持ち時間を残すスピード決着となった。
王位戦挑決リーグは、紅白それぞれ6人ずつが総当たりのリーグ戦を実施。両組の優勝者が木村一基王位(46)への挑戦権をかけた決定戦を行う。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)