将棋の王位戦挑戦者決定リーグ白組の対局が3月27日に行われ、菅井竜也八段(27)が阿部健治郎七段(31)に137手で勝利し、今期無傷の3連勝を果たした。3勝0敗は、藤井聡太七段(17)とともに首位タイ。王位のタイトル復冠に向けて一歩前進した。
先手番だった菅井七段は、得意の中飛車を採用。中盤まで押され気味に見えたが、逆転のきっかけを掴むと、そこから一気に優勢に。持ち味である早指しでもプレッシャーをかけ、終局時には持ち時間4時間のうち、1時間51分残しての完勝劇となった。
菅井七段は2017年度に王位で自身初タイトル。3年ぶりの復冠を目指している。挑戦には白組で優勝した後、紅組優勝者との挑戦者決定戦に勝利する必要がある。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)